True Diva

主にポケモン

並びを対策する

 

 

ある一定の並びに有利を取れるポケモンを採用したい時に有効そうな考え方

 

 

その2体または3体で「何がしたいか」という意図が存在するからこそ「並び」という括りになる。それは大きく分けて対面、サイクル、展開がある。但しここで立ち止まっては何の解決にもならない。あくまでこれらは「動き」の分類に過ぎず、複数の動きを可能としている並びは幾らでもあるからである。

例を挙げると、ガルガブは対面だがガル→ガブへのサイクルは明らかに想定された動き。カバマンダはステロ欠伸展開だがカバ→マンダというサイクルでカバの弱点をカバー(ここで読者大ウケ)している。

 

 

ではどうやって対策するのか。「2体に強いポケモンを採用する」、それだけでは理論として甘い。流行の並びを単体で崩せて汎用性のあるポケモンがもし存在するならその並びは流行するはずもないため、明らかに新しいポケモンを生み出すことが必要とされる。

 

ここで考えたいのは、並び一般に通用することは何かである。自分は「裏のポケモンを強く動かすための動き」であると思っている。

展開に関しては言うまでもない。対面は相手の死に出しに対して有利なポケモンをぶつけたり受けに役割集中をかける。サイクルでは中盤以降、選出や型が割れてきた段階で一貫しそうなポケモンの圏内に入れようとする動きがある、といった風にどこかで並びの中でその試合における駒の価値の優劣を決めて動く、これが本質とは思わないが並びの共通項ではあると思う。

 

 

これは余談だが、交代という動きはそのターンにアドを取ることは難しく本来あまり強い動きではない。対面構築が強かったのはそれが理由だが、ミミッキュの登場で展開する動きが弱体化、交代戦の価値が相対的に上がって今サイクルが台頭するに至っていると思っている。

 

 

ここで話を戻す。つまり並びの対策に必要な発想は何なのか。

それは上に書いた動きにこそ付け入る隙があり、「裏のポケモンを強く動かすための駒を、その裏に隙を見せないポケモンで潰す」ことであろう。つまりスカガブの一貫を許さずグンチガルーラを倒すことであり、猫ガルの一貫を許さず剣舞ガブを倒すことであり、マンダに舞われずカバを倒すことである。サイクルではこれが状況によって変化するだろう。

つまり相手が積みを狙ってくるなら起点にならず打ち合えるポケモン、一貫を狙ってくるならそれを許さない後続、サイクル勝ちを狙ってくるなら相手側の戦術の鍵となるポケモンの後出しを許さず、その周りの駒をまず一体落としてしまうことである。

だからカプ・レヒレはカバマンダの有力なメタたり得る。

 

 

こういったポケモンをどれだけ自然に採用できるかが「並びを対策する」上での鍵であると考えている。

 

 

多分相当当たり前のこと。